時は日清の間でまさに戦争が始まらんとする1894年。
かつての「若者組」の面々も徴兵を受け、今では中国の地を踏んでいた。
時を同じくして五郎は、霧深い、髑髏の転がる山奥に辿り着いていた。
はたしてそこが崑崙山なのだろうか? 人骨が一面に広がる荒野。
そこで一体過去に何があったのか? そして、五郎の目の前に、夢に出てきて崑崙という名を口にしたあの女が再び現われて…!?ゴダールと大村は、二宮忠八の描いた設計図を奪って作り上げた飛行機の試験飛行に成功する。
一平太と郷力、それに二宮は行軍中、空のかなたに飛行機の影を見る。
その後の戦闘で死体の山を目のあたりにした彼らは、その飛行機に立ち向かうため、同じものをもう一機作ってそれで撃墜しようと考える。
そんなとき、五郎と母と口論になり…!?五郎と母の前に、崑崙最後の生き残り「火」が現れる。
母は五郎を生き延びさせようとひとりで「火」に立ち向かう。
しかし、母は「火」にかなわず死を迎える。
そんなとき権助に操られている西郷は雀翔を消すよう命令を受ける。
「火」に立ち向かう五郎は…!? ついに気の力の本質が明らかになるとともに、比類なき魔物の正体が明らかになる!!奈々子のマンションの101号室に住むのは、オーナーの息子で管理人をする男。
奈々子の現れる時間に待ち伏せし、時には窓の中まで覗いていることに薄々感付いてはいたものの、危害を加える様子のない彼に奈々子は安心していた。
だが、濡れ衣で痴漢扱いされたことで奈々子を恨みだした彼は、巧妙な罠をしかけ、人気のない密室に彼女をおびき寄せるのだった……。
三木城の惨状を知った官兵衛は天を仰いで泣いた。
そんな官兵衛を慰めようと酒宴を開く温かい家臣たちの心に、官兵衛はまた涙した。
そして、禁制に従わない者を平定したいという秀吉の相談に、「混水摸魚」という計略を打ち出すが…!? 黒田官兵衛の見事な計略が冴え渡る、一大戦国叙事詩!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60019386